生産地域はイエメン バニーマタル地方。イエメンコーヒーの生産は内陸の山岳地方の段々畑で行われており、この中でも特に有名な産地がアラビア語で「雨の子孫達」を意味する「バニー・マタル」地方です。その名のとおり雨が多く、しばしば霧がかかることでも有名です。 金色の豆が入っている事から、この豆はゴールデン・マタリとも呼ばれます。
イエメンは、エチオピアと並びコーヒー生産および文化の源流であり、「モカマタリ」のブランドで知られます。しかし生産されるコーヒーは、生産農家から輸出までのルートが複雑であり、選別の粗い品質のものであると言われます。そのような中、この“アルマカ”に関しては、イエメンで唯一 最新式のイタリア製選別機を有する「イエメンコーヒープロセッシング」という輸出業者が、保管と選別を丁寧に行っております。
タンザニアはアフリカ本土のインド洋に面した国で、大陸部の大半は海抜1000m強の高原でサバンナ気候。北側ケニア国境にアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ山(標高5895m)があります。キリマンジャロは、スワヒリ語の「山」という意味の「キリマ(kilima)」と「輝く」という意味の「ン ジャロ(njaro)」からできています。「KIBO」とはスワヒリ語で「一番よい」という意味で、キリマンジャロ山の3つの峰のなかで一番高い「キボ(kibo)峰」に由来しています。
タンザニアコーヒーは、アフリカ最高峰キリマンジャロの山麓で産出されます。シェードツリー(日避樹)で赤道直下の強い日差しを避けて栽培され、丁寧に手摘みされたコーヒーはハンドピックで、最上のコーヒーに仕上げられます。アデラは大粒AAクラスでも最上の豆で、甘い香りと濃厚なコク、透き通った味を持ち合わせています。
年間1200ミリを超える豊富な雨、キリマンジャロの火山活動で積み重なった肥沃な火山灰土壌。コーヒー栽培に理想的な土地で栽培されています。 大粒の最高級グレード<AA>を超越した<AA++グレード>のコーヒー。甘い香りとスイートなテイスト、濃厚なコク、すっきりとした後味が特徴です。
特価販売は終了致しました。
「レッドマウンテン」の名前は、この土地に広がる肥沃な赤土として有名な“キクユ”に由来します。完熟チェリーを丁寧にハンドピックした後に精製し、完璧な乾燥状態を得る為ドライテーブルにて天日乾燥しています。ケニア独特の柑橘系の酸味、スパイス系の香味、しっかりした質感が備わっています。
収穫期、真っ赤に熟した実は丁寧にハンドピックで取られ、始めにウォッシュド(G2) にするコーヒーから精製が始まります。さらに18メッシュだけの大粒豆を選りすぐりました。紅茶にも似た特徴的なフレーバーとフル・ボディーのカップには、完熟のチェリーを使う事から始まっています。
収穫されたコーヒーチェリーは水洗式で処理されます。厳しい品質管理のもとに精選され、不純物や未熟豆も混ざらず高品質で知られます。大部分が非水洗式であるエチオピアコーヒーの中で、イリガチャフは高く評価されています。バランスのとれた酸味、花のような甘い香りが特徴。
イリガチャフ地区にて“水洗式(ウォッシュド)”で精製されたコーヒーです。
イリガチャフ地区にて“非水洗式(ナチュラル)”で精製されたコーヒーです。
1980年代にアラビカコーヒー生産事業をスタート。最盛期には10万袋を生産していましたが、CBD(コーヒー果肉の病気)により消滅。2014年より事業が再開され、今に至ります。地域の雇用を生むと共に、学校や病院への支援、村に橋をかける、種子を無料で農家に渡し収穫した作物を買い取るなど、地域と一体になった運営を行なっています。カップは力強くきれいな酸味にしっかりしたコクがあり、後味にほのかな甘みが残ります。
標高1700mに位置するエーデルワイス農園は、赤土の肥沃な土壌と豊富な雨量に恵まれたコーヒー栽培に理想的な土地です。この農園には灌漑設備も備えられており、優れた栽培技術と品質管理が行なわれています。「エーデルワイス」は、優れた柔らかな酸味、甘み、香りを有する「ブルボン種」が主体です。
バニーマタル州の「イエメン モカマタリ 9」です。
マラウイはアフリカ大地溝帯に位置する南北900キロに及ぶ細長い内陸国です。亜熱帯性気候ですが、高地は比較的涼しく、コーヒー栽培には適しており、コーヒーはマラウイ全土にわたって栽培されています。3000名の組合員を擁するマラウイのムズズコーヒー組合の中で、ミスク農協は50%強の生産量を誇ります。「マラウイ ミスク チノンゴ AA」は、マラウイ北部州ミスク地区チノンゴ村で作られています。ブルーベリーのような柔らかい甘酸っぱさがあり、コクはソフトで全体的にやさしい味わいのコーヒーです。
Mpepo Golden Hills Groupは、2014年に創設されました。Tutunze Kahawa Ltdと協同しており、生産者は農業指導と生産処理のトレーニングを受けています。以前は、生産者はチェリーをMpepoより45キロも離れたウエットミルまで運んでいましたが、この距離は品質を落とす可能性があるということで2014年よりTutunze Kahawa Ltd独自のウェットミル(CPU)を設立しました。このCPUにはエコパルパーが設置され、Fully Washed の処理が可能になりました。
ルワンダは「千の丘の国」の言葉通り、どこを切り取っても、そこには丘が存在します。丘の上から見渡すその風景もまた丘ですが、それはまるで天空に浮かぶ丘の如く、美しいパノラマです。「スカイ ヒル」という商品名は、高品質な当商品原料の美しい故郷の風景に由来します。Dorman(ドーマン)社の管理する全9ウォッシングステーション(2020年時点)の中から、その年に出来の良い単一ウォッシングステーションの原料を買付致します。国自体の生産量が他アフリカ諸国と比べても少ないことから、単一農園等詳細な限定をする代わりに、複数ウォッシングステーションからカッピングを通して選択することで品質の安定を図ります。ウォッシングステーションでは、チェリー受け入れ時に目視で未成熟・過熟をハンドピックする等、品質へのこだわりに余念がありません。ルワンダコーヒーにおいて最大の懸念事項であるポテト臭の発生を防ぐため念入りに原料のチェックをします。
エチオピア南部シダモ県、昼夜の寒暖差に恵まれたグジ地区に位置するゲレナ農園にて、ゲイシャ種のみを指定して作り上げたグレード3の非水洗コーヒーです。 商品名「ゲレザ」は、この農園で運が良ければ見ることが出来る、“アビシニアコロブス”というサルが由来となっています。完熟チェリーのみを使用することにこだわり、その品質を安定させます。Grade-1に負けずとも劣らない風味を持ち、且つ リーズナブルな価格でお届けできることを追求した商品です。 パナマ産のゲイシャとは一味違った、ナチュラル精製による、華やかさとコクのボディ感、洗練された極上の旨み。 2014年に設立された比較的新しい農園ですが、RFA/UTZ認証やJAS認証の取得にも励んでいる、将来有望なサプライソースです。
BUKU農園では、土壌・雨量・標高・気温・水捌け・風向きを熟知し、最も適した品種を種から育苗し、手作業で植える所からスタートします。チェリーの収穫では、ただ赤い実を摘むことを従業員に強いるのではなく、最終カップ品質に至るまでの作業の意味と大切さを指導しています。熟度の高い実を、日数を掛けて天日乾燥することで、長期間の保管に耐えうる品質を実現し、収穫から果肉除去・発酵・水洗と乾燥棚に並ぶまで計7回の選別工程で徹底的に欠点豆を除去します。
世界自然遺産にも登録されている通称「月の山」ルウェンゾリ山。かつて内戦等の紛争が絶えなかったこの地方は、低級品のアンウォッシュドアラビカの産地として知られていました。しかしここで栽培されていたのはケニア由来の品質の良いアラビカ種でチェリーの資質は元来高く、品質低下の原因は流通経路で混入されるロブスタや近隣国からの密輸によるオールドクロップだったのです。純粋なルウェンゾリ産のアラビカの品質に注目したキャガラニ社と、そのパートナーであるアグリエボルブ社は、地元の生産者に赤実収穫のアドバイスをし、その収穫された完熟チェリーを、ルウェンゾリ山麓のキシンガ村の水洗工場で、丁寧に水洗処理と天日乾燥を施し、ウガンダでも最高級のアラビカを生産することに成功しました。柔らかい酸味と、軽やかな柑橘系アロマ、ぽってりとした甘みのある、親しみやすい味わいのコーヒーです。
東アフリカ・ケニアが誇るグレート・リフト・バレー。その周辺湖は100万羽にも及ぶフラミンゴの生息地としても有名です。フラミンゴはその長い首と足を持つシルエットもさながら、濃淡ピンクのグラデーションの体色が美しい鳥です。このピンク色にはフラミンゴ特有の食性が関わっています。主となるエサである藻類やプランクトンに含まれるカロチノイドを食べ続ける事でピンク色を維持しています。しかし近年、温暖化や気候変動などの影響からその数が激減しているとの報告が上がっています。ケニアのコーヒー農家は、その壮大な大自然の恵みに感謝し、コーヒーの生産を通じて(植木や土壌保全・保護地区の確保等)、少しでも環境改善・保全の一環になればと、日々農作業を行っています。ケニアの力強い肥沃な土壌と伝統品種が産みだすアフリカ屈指の品質をどうぞご賞味ください。
フルーティーで華やかなコーヒーの産地として知られるエチオピア。国内の様々な地域でそれぞれ特徴があるコーヒーが栽培されておりますが、その中でも特にエチオピアらしいコーヒーを探すべく、あらゆる地域のコーヒーを取り寄せました。 そこで、高品質なコーヒーを扱うことで有名な現地有力輸出業者と共に、各栽培地域の良い部分だけを凝縮したブレンドの開発に取り組みました。本来、エチオピアは地域別の単品が主でブレンド物はありません。しかし、エチオピア各地からの集荷力がある同社の強みを生かし、試行錯誤の末、複数産地をブレンドした配合レシピを開発し、このモカブレンド「モカクイーン」が誕生しました。このブレンドには、アラビカ豆の原産地とされる「カファ地方」のコーヒーも使用されています。“女王”の名にふさわしい、モカらしい華やかな香りと気品を備えた、上品な味わいをお楽しみ下さい。
ンドゥンドゥリファクトリーは、エンブエリアで1970年初頭に発足しました。パートナーである「CMS」(コーヒー・マネージメント・サービス)から支援を受け、従事者の技能訓練や優良農業慣行の増進と、持続可能なコーヒー生産を長期的な目標に掲げて勉強会を行っております。ケニアにおけるコーヒー産業の更なる成長を支え、顧客にプレミアムな品質を提供し、生産者とともに発展していけるような透明性のある信頼に基づいた関係性の構築を目指しております。熟練の従事者により選別して摘み取られた完熟チェリーは、ファクトリーに集められ次の工程に進みます。3セットのディスクパルパーにより外皮と果肉を除去し、一晩かけて糖を分解させた後ピットに浸し、洗浄します。排水に十分な浸漬ピットは8箇所設備し、付近にナピア草木を植えて水質浄化を行い再循環させて、周囲の良好な環境保全を実現しています。アフリカンベッドでの乾燥は周囲環境と量に応じて7〜15日かけています。乾燥させている間も欠点豆を目視で丁寧に取り除き生豆のポテンシャルが最大限発揮できるよう徹底しております。複数のファクトリーサンプルからカップして選び抜いた品です。
イエメン「モカ」コーヒーの生産は内陸の山岳地方(標高1,000m〜3,000m)の段々畑で行われており、この中でも特に有名な産地が、アラビア語で「雨の子孫達」を意味する「バニー・マタル」地方と、「ハイミ」地域です。このハイミ地域もバニー・マタル地域と同様に雨が多く、またしばしば霧がかかります。このあたりのコーヒーの木は原生種に近いので、生み出される豆は素朴でありながら気品のある味わいを醸し出すことで知られています。ハイマ一族の人々により昔から大切に守られ、手摘みされたコーヒーをじっくりと時間をかけて天日乾燥しました。
ケニアにはいくつかの代表的な生産エリアがあり、それぞれ地域特性があります。●ニエリ(Nyeri)強い酸味と柑橘フレーバー●キリニャガ(Kirinyaga)強い酸味と柑橘フレーバー●ティカ(Thika)柑橘系のフレーバーを伴った強いボディと酸味●キアンブ(Kiambu)強いボディ。ブレンド向き。●ムランガ(Muranga)強いボディ。ブレンド向き。●エンブ(Embu)適度な酸。花様フレーバー。「ケニア マサイ」は、その年毎の良質なトップグレードの原料をドーマン社の品質管理担当者がブレンドし、外観、カップクォリティー(酸味・ボディ・フレーバー)ともにトップグレードに仕上げたプレミアムコーヒーです。あえて農園を指定しないことで品質の安定性を図っています。花の様な香りや、柑橘・パッションフルーツ・ベリーやドライフルーツなどのフルーツの香り、スパイス系の香りなど、複雑でしっかりとした香りが楽しめます。きれいな酸味と甘みや心地よい渋みも感じられるコーヒーです。
エチオピア南部のイリガチャフは、エチオピアNo.1のコーヒー産地として、また世界的にも特に際立つキャラクターと高品質のコーヒーの産地として、世界中のスペシャルティコーヒーファンから愛されています。大地溝帯の豊かな土壌、2000mの高い標高がもたらす昼夜の激しい寒暖の差が、コーヒー栽培に適しています。 そして、なによりエチオピアはコーヒーの原産地。野生でコーヒーの木が育つ、そんな土壌・気象環境がこのイリガチャフコーヒーのおいしさの源のひとつなのかもしれません。Wine Processとは?Wine Processとは新しい方法のプロセスです。チェリーは密閉された状態で酸素を外に排出する仕組みを持つタンクの中で一定期間保存されます。 まずはチェリーの収穫時に赤い色のチェリーを慎重に選んで収穫します。その後収穫したチェリーのミューシレージをBrix糖度計を使用することにより糖分含有量を計測し、水準に達したチェリーのみステンレス製のタンクにて数日間保存します。その際にタンクは蓋により密閉されます。またタンクには空気排気弁と温度計が装着されています。数日間の発酵過程中に酸素が抜けたタンクの中で圧力が増し、糖度の高いジューシーなミューシレージのフレーバーが生豆に浸透し、チェリーの色が赤から黄色に変化します。その後、アフリカンベッドで15-18日間の乾燥を経て出荷されます。このように手間のかかる方法ではありますが、エチオピアコーヒーのフレーバーを最大限活かし切るための方法ともいえるでしょう。
ゲイシャの故郷と言われるBench Majiに位置するカルマチェ農園の歴史は新しく、2017年に始まりました。 緑豊かで、同地区の中でも標高が約2000mとかなり高く、降雨量もゲイシャ種栽培に適している事から、それまで更地だった土地にゲイシャ種を植えたのが始まりです。 同農園オーナーであるトラコン社はこの環境がコーヒーにとってベリーやグァバのような果実感を増幅させるのに最適と信じ、事実生産されるコーヒーはフルーツ感に溢れ良質で複雑なフレーバーを有します。カルマチェ農園は、Bench Majiに高い魅力を感じているトラコン社の同地区2つ目の所有農園です。農園経営のみならず、品質に欠かせないドライミル(選別工場)も自社で所有し、チェリーから生豆迄のプロセスを一気通貫で行うなど品質を最大限に高めることに強いこだわりがあります。
ベトナムで生産されているコーヒーの約95%はロブスタ種で、世界最大のロブスタ種コーヒー生産国として有名ですが、アラビカ種は生産量全体の数%と少ないながらも生産されています。今回のコーヒーは、ベトナムの中央高原の山岳地帯にあるラムドン省のダラットで水洗工場を営んでいるチンスイ氏からのコーヒーです。 チンスイ氏は1958年ベトナム中部クアンガイ省で生まれ、若くしてラムドン省に入り、1993年にコーヒービジネスを始めました。当初、生産者から新鮮なコーヒーチェリーを仕入れ、地元の水洗工場に販売していました。チェリーの買付エージェントとして8年間働いた後、2001年に水洗工場の建設を開始しました。他社との激しい競争の中で、コーヒービジネスにおける浮き沈みを何度も経験しました。数ある経験を経て、チンスイ氏のコーヒーの品質はラムドン省の他の同種のコーヒーと比べ非常に良いと評価されています。
ベンチマジゾーンはエチオピアの南西部に位置します。ベンチマジはエチオピアのコーヒーの生産地としてはあまり知られている地域ではありませんが、パナマゲイシャ品種の発祥の地とされるGori Gesha Forest(ゴリ ゲシャ フォレスト)のある地域です。このコーヒーはベンチマジゾーンのゲシャエリアの約500軒の農家さんによって収穫され、トラコントレーディング社の所有するミルでプロセスを行い、生産されたものです。これまでベンチマジコーヒーの多くがあまり日の目を浴びることなく、低収入やコーヒーの過小評価が課題となっていました。現在ではこの現状を少しでも改善すべく、世界のコーヒーマーケットにおいて正当にベンチマジコーヒーが評価してもらえるよう、この地域全体としてコーヒー農家の生産技術や生活の改善と向上や、マーケットとの繋がりの強化に努めています。
株式会社ワールド珈琲商会 加賀焙煎工場〒922-0337 石川県加賀市合河町162-2
TEL:0761-74-7732FAX:0761-74-7157
Mail:info2@.coffee-w.co.jpURL:https://www.coffee-w.co.jp