10年以上前から日々コーヒーの品質を上げる事に注力してきたヘンドラ・マウリザー氏。
コーヒー栽培に専念するため、2006年にスマトラ北端のアチェに移住した父親に刺激を受け、2008年アチェの山間部に位置するペガシング郡パンタン・ムサラ村の僅か1ヘクタールの土地で「アヴァタラ・ガヨ」という小さなコーヒー農園をスタートさせました。
現在は水洗工場「アヴァタラコーヒー」のオーナーでもあります。
彼が長い年月をかけ生み出した精製方法は、収穫された完熟豆を果肉除去。水に浸さずそのまま24時間発酵(ドライ・ファー・メンテーション)。
その後、山から湧き出る天然の水で一度水洗いをし、ミューシレージを除去したパーチメントを24時間ソーキング(浸漬)。
ソーキングの際に使用する水も湧き水を使用し、24時間山からの湧き水をかけ流し。水は常にクリーンな状態が保たれます。
コーヒー産地では水は大変貴重な為、通常ではこのような製法は考えられません。
山からふんだんに湧き出るスプリングウォーターがあるからこそ出来る精製方法です。
アヴァタラコーヒー農園は2021年にアジア圏で初めて開催された “Cup Of Excellence Indonesia(カップ・オブ・エクセレンス)“にて7位に入賞。そして2023年は4位に入賞致しました。