エチオピア南部のイリガチャフは、エチオピアNo.1のコーヒー産地として、また世界的にも特に際立つキャラクターと高品質のコーヒーの産地として、世界中のスペシャルティコーヒーファンから愛されています。
大地溝帯の豊かな土壌、2000mの高い標高がもたらす昼夜の激しい寒暖の差が、コーヒー栽培に適しています。
そして、なによりエチオピアはコーヒーの原産地。野生でコーヒーの木が育つ、そんな土壌・気象環境がこのイリガチャフコーヒーのおいしさの源のひとつなのかもしれません。
Wine Processとは?
Wine Processとは新しい方法のプロセスです。
チェリーは密閉された状態で酸素を外に排出する仕組みを持つタンクの中で一定期間保存されます。
まずはチェリーの収穫時に赤い色のチェリーを慎重に選んで収穫します。
その後収穫したチェリーのミューシレージをBrix糖度計を使用することにより糖分含有量を計測し、水準に達したチェリーのみステンレス製のタンクにて数日間保存します。
その際にタンクは蓋により密閉されます。
またタンクには空気排気弁と温度計が装着されています。
数日間の発酵過程中に酸素が抜けたタンクの中で圧力が増し、糖度の高いジューシーなミューシレージのフレーバーが生豆に浸透し、チェリーの色が赤から黄色に変化します。
その後、アフリカンベッドで15-18日間の乾燥を経て出荷されます。このように手間のかかる方法ではありますが、エチオピアコーヒーのフレーバーを最大限活かし切るための方法ともいえるでしょう。