フローレス島のコーヒー生産地と言えば、バジャワ市の西にある、ルテン地区が有名です。
今回ご紹介するコーヒーは、ママ・アナスさんをリーダーとしたコーヒー生産者グループが栽培しています。
彼らは生まれ育ったバジャワの地で育てたコーヒーを、ルテン地区はもとより、他のインドネシアの島々にも引けを取らない品質にすることを目標に試行錯誤を重ねています。
目指すのは、クリーンでジューシーなスマトラ式、バジャワで育てられたからこそ生まれる香味を大切しながら、栽培方法、精製や、選別制度を磨き上げ、品質の向上に努めています。
そんな彼らの今期のクロップは、アップル感のニュアンスのフレーバーと、スマトラ式の精製方法からくるアーシー感、どちらもバランスよく感じられ、しっかりとしたボディ感を感じるコーヒーでした。
フローレス島
インドネシアの首都、ジャカルタのあるジャワ島の東に位置するフローレス島。土地は非常に肥沃で米作を中心にコーヒーやカカオなどの農業が盛んにおこなわれますが、島西部のラブアンバジョはコモドドラゴンが生息するコモド国立公園へのツアーの起点としてと多くの観光客が訪れます。
島の経済の中心地であるルテン市、ここは貿易の拠点となり、島で取れたコーヒーやカカオなどの換金作物が集まり、コーヒーを扱う会社も集まっています。