Quirilelo集落は南を背にした丘陵地に広がり、標高は1550〜1600mで昼夜の寒暖差が大きい。
雨季は午前によく晴れ、昼過ぎには雲がかかり次第に雨となります。
乾季は晴れの日が続きますが、夕方には霧が集落を覆います。
コーヒーの果実がゆっくりと肥大するためにはうってつけの気候といえます。
集落には乾季にも枯れない湧き水があり、その湧水で水洗式精製を行います。
Quirilelo集落は岩が多く、限られた土地にコーヒーを植えています。
地下には大きな岩盤があり、50cm程掘ると岩盤にあたる。そのような土地で生産者は岩を砕いて穴を掘り、山や森から土を持ち込み野菜やコーヒーを植えてきました。
一般的にレテフォホの生産者は各集落及び農家の圃場内にRai metan(直訳:黒い土)と呼ばれる腐葉土が良くできる場所を把握しており、そこで堆積された腐葉土を野菜やコーヒーに肥料のように与えます。
Quirileloが他の集落と異なる点は、その腐葉土堆積場に牛をつなぎ、牛糞を腐葉土に混ぜ込むという処置を施している点で、その結果Quirileloの腐葉土は他の集落よりも牛糞堆肥に近いものができており、良い土でコーヒーが栽培されているという印象があります。
腐葉土堆積場に牛をつなぐという方法は生産者自ら考えて行っていたことから、厳しい環境の中高収量・高品質なコーヒー栽培を目指し続けてきた生産者の努力の賜物といえます。
※麻袋(30Kg)は完売しました